大和市おおだち歯科(大館歯科)インプラントセンター
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インプラト埋入手術における安全性の確保(1)
最近、NHKにて頻繁にインプラントの危険性を報道している。
骨を出来るだけ削らずにインプラント埋入する方法
前歯のインプラント埋入手術時、かなり骨が薄い場合に行う特殊な手技です。手術時間が少し掛かりますが、骨をドリルで削らずに、骨を広げてインプラントを埋入する方法で、骨幅が薄い方にはこのような安全な方法を選択します。
【症例】
下顎の前歯の2番目の側切歯の位置へのインプラント埋入手術のCT写真上でシュミレーションして
いるところです。3ミリのインプラント体を埋入するには骨が薄すぎます。ドリルでの切削では外側の壁に穴が開いたりドリルが突き抜けたりします。大変危険ですが多くの大学病院や歯科医院ではドリリングで対応してるのが現状です。
当医院では専用の器具を用いて対応しています。
前面から見た写真です(オレンジ色の部位です)
横から見た写真です。
このように2ミリ間隔の器具にて徐々に骨を広げるため骨の外側の壁を突き破ることなく安全にインプラントの埋入孔を開けることが出来ます。
埋入後の経過
写真左は7月26日、埋入オペ直後で、写真右は10月5日、かぶせ物をして完成です
埋入後2ヶ月で最終かぶせ物をして完成です。どんなに骨が薄くても安全に進めることが出来ます。
骨幅が無い場合に削らずに広げるこの方法であれば、通常のドリルを用いる方法よりも手術がより安全に出来ます。このような薄い骨の患者さんをドリリング方式で行うと熟達者でも稀に事故の危険性がありますので、当院では状況に合わせてリスクを最小限に抑えるようにしております。
→ インプラト埋入手術における安全性の確保(2) へつづく